Choku KIMURA2023年10月2日4 分【展覧会情報】地球派 芸術研究所プロジェクト 第一弾 人間の眼差しへの接近 第二弾 線の意味を探る地球派は、不条理を見つめるという文脈のもと、知、倫理、教育の満足する場を創出するために、2018年に結成された集団です。この度、10月9日から開催される東京造形大学附属美術館の「造形思考1-現在の手ざわり-」に合わせ同大学内にある、学生による自主運営ギャラリーmimeにて、...
Choku KIMURA2023年5月26日6 分人生を〈半分〉降りる 後編-嫌いという豊かな感情-『人生を〈半分〉降りる』という本書の根底を貫くものは「私たちはまもなく死んでしまう。だからこそ、自分のために命を使う。」にあるだろう。そしてその自分のために命を使う際に、「なぜ、私が生きているのか?」に対する問から目を逸らさないことを〈半分〉降りると説いている。全部の人生を...
Choku KIMURA2022年12月7日6 分パレーシアの精神とハンセン病療養所の隔離を巡っての試論『はじめて読むフーコー』(2004年)中山元ミッシェル・フーコーという巨大な思想家に立ち向かう際には、案内人が欲しい。そこで、中山元の『はじめて読むフーコー』である。本書は文庫版でありながら、中古でもあまり安くならない程の良書である。 本書では、「狂気」「真理」「権力」「主体」という4つの軸でフーコーの軌跡を読み解い...