top of page
Choku KIMURA
木村 直
検索


人生を〈半分〉降りる 後編-嫌いという豊かな感情-
『人生を〈半分〉降りる』という本書の根底を貫くものは「私たちはまもなく死んでしまう。だからこそ、自分のために命を使う。」にあるだろう。そしてその自分のために命を使う際に、「なぜ、私が生きているのか?」に対する問から目を逸らさないことを〈半分〉降りると説いている。全部の人生を...
Choku KIMURA
2023年5月26日読了時間: 6分


パレーシアの精神とハンセン病療養所の隔離を巡っての試論『はじめて読むフーコー』(2004年)中山元
ミッシェル・フーコーという巨大な思想家に立ち向かう際には、案内人が欲しい。そこで、中山元の『はじめて読むフーコー』である。本書は文庫版でありながら、中古でもあまり安くならない程の良書である。 本書では、「狂気」「真理」「権力」「主体」という4つの軸でフーコーの軌跡を読み解いていく。私の話に引き寄せて考えるならば、ハンセン病療養所を考えていく際に、フーコーのパレーシアの概念と排除と権力との関係性は特に重要だ。本書はフーコーの思想を体系的なまとめた良書であるが、この本をまたあえて、私自身のために編集し、読み解きたいと思う。 フーコーは、そもそも精神科医だった。若き頃のフーコーは、精神の問題を人間の器官の問題に還元する当時の精神医学のありかたに強い違和感を感じていたという。そこで、フーコーは、狂気を人間の器官の問題としてではなく、人間と社会とのかかわりから考察しなければならないと考えるようになった。 そこで、フーコーは狂気の取り扱いについて、歴史を遡る。フーコーはまず、古来において狂気は、現代のように否定的に捉えられていなかったと指摘する。それら
Choku KIMURA
2022年12月7日読了時間: 6分


人生を〈半分〉降りる 前半-繊細な精神、批判精神、懐疑的精神-
今回は三冊の中島義道さんの本から、『人生を〈半分〉降りる』を中心に「〈半分〉降りる」ことについての方法論や姿勢を考察する。これらは、私の信念とする不条理を見つめるということと、関わりが大きい。 さて、人生を半分降りるとは、何か。中島によれば、それは半隠遁生活を指す。完全に...
Choku KIMURA
2022年7月15日読了時間: 5分
bottom of page